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アメリカの都市伝説臓器狩り [日記]

これは、 「アイデアのちから」 チップ・ハンス+ダン・ハース著 日経 BP 社より抜粋したものだ。

まずはこの物語を読んでみてほしい。



私たちの友人の友人の話だ。仮に彼をデーブと呼ぼう。デーブはよく出張に行く。

このあいだも顧客との重要な打ち合わせのためロサンゼルスに出向いた。

仕事を終え、帰りの飛行機まで時間があったので、地元のバーで一杯飲むことにした。

ちょうど一杯飲み終えたとき、魅力的な女性が近づいてきた。

「もう一杯いかが? ごちそうするわ」

ちょっと驚いたが悪い気はしない。「いいね」と答えた。

女性はバーコーナーに行き、飲み物を二杯持ってきた。一杯は自分がとり、一杯はデーブに差し出す。

デーブはお礼を言うと、グラスに口をつけた。記憶はそこで終わり。

いや正確には、目を覚ますまでの記憶が飛んでいるのだ。



目覚めたとき、デーブはホテルの風呂の中で氷水に浸かっていた。頭が混乱している。

デーブは慌ててあたりを見回した。

ここはどこだ?いったいなぜ、こんなところにいるのだろう?その時、一枚のメモに気づいた。

「動くな。救急車を呼べ」

風呂のそばの小さなテーブルの上に、携帯電話が置かれていた。

デーブは、かじかんだ指で不器用に119番をプッシュした。交換手は奇妙なことに、彼が置かれた状況を熟知しているようだった。

「いいですか、ゆっくりと気をつけながら、背中に手を回してみてください。腰のあたりからチューブが出ていませんか?」

デーブは不安に駆られながら、腰のあたりを手探りした。確かに、チューブが突き出ている。

交換手は言った。

「落ちついて聞いてください。あなたは腎臓を一つ取られたのです。この町で暗躍する臓器狩り組織の犯行ですね。

今、救急車がそちらに向かっています。動かずに待っていてください」



これは、ここ15年間で最も広く流布した都市伝説のひとつである。

友人の友人で話が始まるところなど、いかにも都市伝説らしいではないか。



今すぐにこのサイトを閉じ、1時間後に友人に電話をかけ、このサイトを見ずにこの話を聞かせてみよう。

些細な点を別にすれば肝心なところはほぼ完璧に再現できるだろう。

臓器狩りの話は一度聞いたら忘れられない、記憶に焼くつくストーリーだ。


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